どーも、ミスサタです。
ゆるキャラっているじゃないですか、ふなっしーとかねば〜る君とか
その類のやつです。
2004年頃に登場し、みうらじゅん氏と扶桑社によって商標登録されたらしいですが、
それ以降、「ゆるキャラ」って言葉は完全に定着しましたよね。
今では年に1度にゆるキャラグランプリが開かれ、
日本全国の猛者たちが、そのユルさを競ったりしてます。
※ゆるキャラグランプリは2010年から開催。
でも皆さん、
ゆるキャラには定義があるって知ってました?
ゆるキャラの定義
1 郷土愛に満ち溢れた強いメッセージ性があること
2 立ち振る舞いが不安定かつユニークであること
3 愛すべきゆるさ、を持ち合わせていること。
だそうです。
彼らの使命は「地方の村おこし・地域振興」らしく
生みの親であるみうら氏によると、
「原則、着ぐるみ化」されていることも、ゆるキャラの定義に含むということ。
わたくし、普段は広告会社でディレクターをしているんですが、
これまで何回かゆるキャラ絡みのお仕事をいただいたこともありましたが、
これら定義は知りませんでした。。
ちなみに企業のキャラクター、
例えばDAIKIN工業の「ぴちょんくん」や不二家の「ペコちゃん」などは
その類ではないので、どれだけユルくて愛らしくて、着ぐるみがあっても、
ゆるキャラにはなり得えません。
前置きが少しばかり長くなっちゃいましたが、
我が横浜市にもいたんです。わりとスゴいのが。
正確には横浜市戸塚区のキャラクターです。
これはもはやゆるキャラじゃない。
まずはじっくり見てください。
![ウナシー](https://mistersaturdays.com/wp-content/uploads/2017/05/oji-1.jpg)
安心してください。あなたの目の錯覚ではありませんよ。
間違いなく体は曲がっています。
名前はウナシー。
体は白く、ところどころにカラフルな斑点模様。
4足歩行の動物ベースかと思いきや、
思いっきり二本足で立ってる。
ん?
尻尾と思われるものの先にはなにやら果物のようなものが。
ま、まさか?
なし(梨)???
なぜ「なし」なのかも気になるけど、
それよりも、船橋市の非公認キャラクターであるあのキャラ的には大丈夫なのか?
コンプライアンスとかそういうのは問題ないのか??
願わくば、あちらよりもウナシーの誕生の方が早いことを祈る。
(名前もどこか似てるし。。)
※調べるとウナシーの方が先に誕生していました。
みなさん、じっくり見ていただけましたでしょうか?
ウナシーに対する自分の好奇心に火がついてしまったので、
さらに詳しく横浜市のHPを調べてみた。
彼のスペックはこうです。
生年月日:2009年5月10日
星座:おうし座
高さ:153cm
重さ:47kg
好きな食べ物:浜なし!!
好きなところ:柏尾川河川敷
特技:どこでも寝る
牛だったんだ。。
背格好は小柄な人間の女性といったところでしょうか?
どこでも寝れるのが特技のようですが、
市内ではお目にかかったことないですね。
まーいたら怖いでしょうね。夜とか。
でも、見慣れるとなぜか愛らしい。
意外とちゃんと作られていた。
以下、行政のホームページより
2009年の戸塚区制70周年を記念して、マスコットキャラクター「ウナシー」は誕生しました。
デザインは、公募により集まった595点の中から、審査委員会が選んだ最優秀作品を、横浜市出身の画家ミヤケマイさんがデザインしました。 愛称も公募により集まった1,314点の中から、審査委員会で選ばれた3点について区民投票を行い、もっとも多く得票した「ウナシー」が選ばれました。 体の斑点の色の意味は、ピンクが「桜・ハム」、青が「柏尾川をはじめとする川・池・滝」、緑が「森・公園・畑」、茶が「一里塚・大わらじ・東海道」、黄が「ミズキンバイ」、赤が「お札まき」と、戸塚区の名所・名物をあらわしています。 心優しい、のんびりやの牛です。 |
ということでした。
なるほど、公募と作家のコラボレーションってことですね。
フォルムや斑点の色の設定などは、恐らく作家さんの方で調整したのかな。
調整前の状態が非常に気になります。
これより斬新だったのかな?
パーフェクトなゆるキャラなのか。
ここで一つの忘れてはいけないことが。
みなさん、思い出してください。
彼らには定義がありましたよね?
つまり、このウナシーくん(ちゃん?)は
ゆるキャラの定義をクリアしているのか?
まず1つ目「郷土愛に満ち溢れた強いメッセージ性があること」
これは大丈夫でしょう。
横浜市民と横浜出身の作家が生み出した、完璧な横浜愛を感じます。
なぜ牛であるかは、どれだけ調べても分かりませんでしたが。。
そして2つ目「立ち振る舞いが不安定かつユニークであること」
これは全国トップレベルですよ。
不安定とユニークの申し子みたいなものですよ。
すこし重心が右足に乗ってるあたり、天性のセンスを感じます。
最後に3つ目「愛すべきゆるさ、を持ち合わせていること。」
愛する基準は人それぞれだとは思います。
ただし、怖さと気味の悪さにも通じるこの圧倒的なユルさは、
そこら辺のゆるキャラの数歩先を行っていると思います。
まとめ
真剣にウナシーを検証してみてハッキリ分かったことは、
こいつはとんでもないポテンシャルを秘めたどエライゆるキャラである。
ということ。
みうらじゅん氏の定義する「着ぐるみ」があることも、しっかりクリアしているし。
それにしても、この魔力めいたゆるキャラを選考した横浜市には、
ある種の勇気とチャレンジングスピリッツを感じます。
個人的には当たり障りないのないフツーのキャラクターよりも、
このくらいインパクトのあるものの方がいい。
ご興味のある方は、公式HPにある
ウナシーの奇蹟のポーズ集をみていただき、
その泣けてくる程のポテンシャルを感じてください。
http://www.city.yokohama.lg.jp/totsuka/chishin/unashii-profile.html
では。
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