目立ってナンボ。セブンイレブンのサマーギフトカタログのデザインが素晴らしい。

商業デザインにおいて、
店頭で目立つことの大切さを
痛感した話です。

夏も差し迫る6月。
近所のセブンイレブンで
素敵なデザインを発見したんです。

コチラ。

手に取らせるデザインの力。

普段は目にも留めない
「サマーギフトカタログ」なんですが、
これだけお洒落な装いだと
さすがに向こうから目に飛び込んできます。

そして、手にとってしまいます。

まぁ、手にとってしまうのは
職業柄なのかもしれないけど。

まぁそうだとしても、
このビビットでトレンド感のあるデザインは、
セブンイレブンの中で異彩を放っていました。

これまでの人生、
サマーギフトなんて送ったこともなければ
もらったことも無い。
ましてやカタログを手にするなんてことは
一切なかったけど、
気付いたらこんなに持って帰ってきてた。
(後日会社で配りました)

特色インクで印刷された、鮮やかな発色!


カタログを三つ折りに小さく畳んで
ビビットな蛍光色の帯をぐるっと巻く。


ただそれだけなのに、
これだけの目立ちよう。

仲の良い店員さんが言ってた言葉が印象的でした。

「それ、持っていくお客様すごく多いんです。」

「でしょうね」と内心思ったと同時に、
「目立つ」ってことがいかに大事か、
妙に納得しちゃいました。

セブンイレブンは抜かりない。

家に帰って、
カタログを開いてまたびっくり。

全国から厳選された
「お取り寄せギフト」を紹介しているんだけど、
このカタログ、本当に美しい作りをしている。

まぁ、美しいレイアウト!

ザラっとした紙に
キチンと撮影された美しい写真が
綺麗にレイアウトされています。 

まぁ、本当に写真がキレイ。

そして、キチンと取材された
紹介文を読んでいくと、
いつの間にか

お取り寄せしちゃおうかな。

という気持ちになる。

人を買う気にさせたり、
行動を起こさせたりすることが
こういうカタログの目的であるならば、
まさに効果的なグッドデザインです。

各商品紹介の最後には、店長や商品開発スタッフ、
そしてカタログ制作ディレクターなどの
リコメンドコメントも掲載していて、
しっかりと「生の声」を発信しています。

ニクイです。

ちなみに、
こういう似顔絵イラストも
センスをビンビン感じます。
ちゃんとイラストレーターに発注して
キチンと制作を進めている感じ。

優秀なアートディレクターが
しっかりとディレクションしてるんだろうな。

ただ単に肩書きと名前を文字のみで
紹介するよりも
圧倒的に臨場感が出ますよね。

やっぱり業界トップをひた走る
会社はこういうところまで抜かり無しです。

セブンプレミアムなど、商品開発がめっぽう強い
セブンイレブンですが、
こういうカタログの細部までこだわるあたり、
さすが王者の風格って感じです。

まとめます。

すっかりセブンイレブン寄りの
記事になってしまったけど。。

モノが溢れるコンビニにおいて、
鮮やかな色を使って手に取らせる工夫をして、
読み込ませてその気にさせる。
このカタログのデザインに感動して
思わず取り上げてしまいました。。

こういった印刷物は、
読まれなければ「ゴミ」同然。(耳が痛い)
目立つこと、手に取らせることの
大切さも痛感しました。

他のコンビニのサマーカタログも
一応チェックしたけど、
掲載商品も紹介の仕方もカタログデザインも
ぶっちぎりでした。

コンビニという身近すぎる場所に、
デザインの素晴らしい見本があったなんて。

これからも、
セブンの印刷物は要チェックです。

では!