広告業界の労務問題はまだまだブラックだ。

2017年7月27日、
広告会社で働く自分にとって
わりとザワつくニュースが
あったんです。

電通、労働時間2割削減、
週休3日制も検討

 

週休3日!?

 

新入社員が過労による
ストレスで亡くなられた
あの一件以降、
夜10時の全館消灯など、
過重労働撲滅に向けた取り組みを
してきたみたいですが、
ここにきて、在宅勤務も視野に入れた
大きな改革に踏み切るというものです。

会社の成長は
社員の心身の健康あってこそのもの。
なかなか思い切った改革だなぁと
思ったけど、
同時に感じました。

在宅勤務とかって、
会社の記録に残らない
残業が増えそうだし、
週休3日にしたら、
下請け会社の負担がメチャメチャ
増えそう…。

結局、動かす仕事のボリュームは
それほど変わないだろうから、
仮に週3日の休みをキチンと
とったとしたら、
その分どっかへの負担が増えるってことですよね。

まぁ、「どっか」ってのには
うちの会社も含まれてたり
するんですが。。笑

労務問題への関心が
世間的に高まってるけど、
ハッキリ言って、

世の広告会社のほとんどは、
まだまだモーレツにブラックです。

なんなら、
諦めムードみたいなものすら感じる。

「そういう業界だし」みたいな。

この業界のトップである電通でさえ
社会問題になってしまうくらいの
激務だった訳です。
その下に位置する数多くの関連会社や
下請け会社なんて、おおよそ人間らしい
生活もままならない労務環境もあったりします。

数日間、家に帰れてない。。
寝るヒマない。。

なんて話、まだまだザラに聞きますもん。

労働問題は社会全体で解決しないと。

私が働いている会社も
労務環境改善への取り組みにやっと
重い腰を上げたところですが、
イマイチぴんとこない。。

こういう問題って、
会社単独ではなく、業界、
もっと言うと社会全体で
本気で取組んでいかない限り、
全然変わらないと思うんです。

特に広告制作会社のような、
お客さんからのアクションや
返事をもとに動いていく
仕事の仕方なら尚更。

だって、「早く帰りましょ~」と社内で
どれだけ宣言したところで、
お客さんはバンバン連絡してきて、
バンバン仕事入れてくる。
で、結局残業するか、アウトソーシングで
さらなる下請け会社に仕事を回す。。

結局下にしわ寄せがくることになる。。

ちなみに、うちの会社は
始業が9時30分で、
定時は18時30分。(一応)
あまり徹夜をする人はいないけど、
毎日誰かしらが終電まで仕事をしている感じ。。

まとめ:
これからは量より質の働き方が大切

日本人って、めちゃめちゃ働く
イメージあるけど、
世界的に見たら全然そんなことなく、
年間平均労働時間で見ると、
アメリカや韓国、さらには
メキシコやギリシャなんかよりも
よっぽど短いみたい。

ちなみに
1位はドイツの1371時間
日本は6位で1719時間
メキシコは2246時間!!

メキシコとかの労働時間を見る限り、
必ずしも、労働時間が長い国が
生産性が高いとは限らないんですね。

上司がまだいるから帰りづらい。とか
早く帰ったら暇だと思われる。などの
しょーもない理由でダラダラと
残業している人って、
意外と多いと思います。

現に自分の周りにもたくさんいます。

結局は個人の意識次第だけど、
これからの働き方は、量より質。
短時間で集中して仕事をして
さっさと帰って余暇時間を有効に使う。

心身ともに疲弊するハードな働き方よりも、
賢く働く意識を持つことが大切なんだと
思います。

電通が検討しているこの
チャレンジが広告界に与える影響って
きっともの凄く大きいし、
もしかしたら業界のスタンダードになる
可能性だってあると思います。

なんて言っちゃってるけど、、

そんな動向を気にかけつつ、
明日もしっかり、
しかもたっぷり残業しちゃうんだろうな 笑

さ、賢く働く意識持って頑張ろ。。

ここまでお読みいただき
ありがとうございました!

では!

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