こんにちわ。ミスサタです。
いきなりですが、
今日グラフィックデザイナーの採用面接を行いました。
「即戦力候補」として応募をかけ、10名程の応募者の面接をしたんですが、、採用目指して必死でアピールする人たちの話を受け止めるのって、ひじょーーーにエネルギーがいるもんですね。。
まぁ応募者にとっては職を得られるか得られないかの勝負がかかってますから、熱がこもるのは当然ですよね。この一回の面接にかけてる訳ですから。
こちらは10人中の1人として応対してますので、後半になればなるほど疲労が溜まってきます。でもそんな態度を見せる訳にもいかないので、こちらも真剣に面接させていただきました。
ちなみに僕が働くのは都内の広告会社。以前のブログにも書きましたが一般企業はじめ行政や団体など、割と幅広く広告活動のお手伝いをさせてもらってます。
面接には20代~40代の経験者の方たちが来てくださいました。ちなみに面接官は僕を含めたアートディレクター3名。
怒濤のごとく10名の面接をさせていただいた後に今回の面接を振り返ってみると、「いいなこの人」という印象を持った方達にはいくつかの共通点があることが分かりました。
これからデザイナーをめざす方達、または転職を考えてる方へ少しでもタメになってほしいという願いを込めてその共通点を列挙します。
目次
この人いいよねにつながる要素その① 作品がいい。
まずこれは外せません。
なんなら多少のネガティブ要素があっても、コレが素晴らしければだいぶリカバリーできます。やっぱり作る仕事ですからね。センスをビンビン感じる作品集なんて、一番説得力がありますし、面接忘れて見入ちゃいます。
「あんなカッコいいの作るのに、こんなユルいのもいけんの?」とか、「こんなガーリーなやつできるのに、インパクト系も得意なの?」など。器用さも伝われば尚更好感度大です。当たり前ですが、仕事にはいろんなジャンルがありますからね。。
器用な人は重宝されるワケです。
学校を卒業して間もない方だと、どうしても実務レベルの作品が無いor少ないと思いますが、作品集のまとめが素晴らしかったり、学生時代の課題の出来が抜群だと無条件に好感度はあがりますよね。
「絶対伸びる」という先物買い的な感じで採用になる場合があります。(はじめはアルバイトスタートかもしれませんが。。)
ちなみに作品集を持ってこない、スマホで見せる、極端に少ない。これらはデザイナーの面接ではタブーです。なるべく気合い入れていい作品集を作りましょう。
この人いいよねにつながる要素その②説明がうまい。
これも重要。
デザイナーはアーティストではないですからね。「説明しなくても作品が語ってるでしょ?」的なスタンスはNGです。
作品(成果物)の制作意図やコンセプトを自信を持ってしっかり伝えられるか。キチンと話しができるというコトは、キチンと考えることが出来ていると同じだと思うんです。
よってこの要素は話し方と考え方を知るうえで欠かす事ができない要素ですね。
そして、その人の実力をはかるうえでもう一つ欠かせないこと、
それは、「これをどのくらいの時間で作ったか」。
これ、すごく重要。
これの答えで、その人の大体のスキル、前職での仕事の関わり方などが分かります。ウソはだめですよ。でも「これどのくらいで作りました?」って聞かれたら正直に答えるか、自信がなければ少しだけサバ読んで答えてみましょう。少しだけですよ。
この人いいよねにつながる要素その③明るい。
(というかネガティブじゃない)
面接開始早々にプライベートの苦労話や、なかなか職が見つからなくてメチャメチャ困ってます的な雰囲気をビンビン出すのは止めた方がいいです。
何より前職の愚痴などを語りだすのはNGです。
いつの間にか人生相談になってる。みたいな、そういうのはやっぱナシです。
何もハイテンションである必要はありません。「この人楽しそうだなとか」「デザイン(仕事)に対して前向きだな」というのが伝わればいいんです。
面接する側は、「同僚になったら」という視点でも見る訳ですから。
この人いいよねにつながる要素その④マニアックな一面を見せる。
なんでも良いんです。
と言っても「のぞきが生き甲斐」とか「性癖が変わってます」とか、引いてしまうものはダメですよ。でも「このジャンルなら誰にも負けない」とか「洋楽の知識なら神」とか「サブカルなら俺」など、いわゆる「オタク」な一面を見せるのは絶対にプラスです。
ちなみに今日来た方の一人は、「本屋に対する尋常じゃない愛」を全力で語っていました。
(言える範囲のものであれば)どんどんアピールしましょう。
デザイナーなんて「ちょっと変わったやつ」が多いんです。「この人面白いわー」と思わせることができたら、あなたの面接はもう勝ったも同然です。
この人いいよねにつながる要素その⑤なんだかんだいってもTPO。
服装に関しては、人に不快な印象を与えるものでなければ何でも良いと思いますが、あまりにも斬新なものは避けた方がいいです。
デザイナーだからといって「人と同じとかヤなんで、ジブン」…みたいなアピールはかえって逆効果です。必ずしもスーツやセットアップである必要もないと思いますが、くったくたのジャケットや、もはや白じゃない白シャツ(以外と年配に多かった)などもやはりいい印象は持たれません。。
印象の良かった人はなんだかんだ清潔感ある人でした。
まとめ
自分の作品を明るくプレゼンできて、あえて自分のマニアックな部分をチラつかせる。そしていつもより少しだけ小綺麗な格好していれば悪い印象を持たれることはありません。
でもどれか一つだけ気合入れるとしたら、、
やっぱり作品集の完成度を高めましょう。
って、ここまで散々偉そうに書き綴りましたがその昔、子犬のようにプルプル震えながら着慣れないジャケット着て自信無さげな拙い説明で拙い作品を紹介していたのは、何を隠そうこの私です。。シャツだけは白かったけどね。
時の流れって怖い。。
このブログが少しでも悩める方達の為になれば幸いです。
では!
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