うどんとアートの異色コラボ。うどん県のプロモーション戦略が最高です。

どーも、ミスサタです。

みなさん、うどん好きですか?

今日は面白い広告プロモーションの話。




仕事で、うどん県で有名な香川県のことを調べていたら、
突然こんなバナーが。

※香川県観光協会公式サイトより

「ルドン展×うどん県」

ダジャレ!

香川県が「うどん県」と称して
これまでもいろいろ面白いPRをしていることは知っていましたが、
今回は、東京三菱一号館美術館で開催されている
絵画の「ルドン展」と「うどん県」※香川県のこと のタイアップ。

ルドンとうどん。。
確かに語呂は似てる。

でもそれだけだ。
ただただ語呂が似ているだけだ。
それなのに、
語呂しか結びつきがないのに、
コラボが成立しちゃってる!

「くだらない」とか「なにこれ」とか「面白い」の前に
まず僕が抱いた感想は、

「凄い」

ということ。

くだらないダジャレがこのプロモーションの
出発点だったとしても、
細部までちゃんと詰めてタイアッププロモーションに
昇華させてしまっていることがスゴい。

そして、やっぱりくだらない。
圧倒的にくだらない!
だから面白い!

プロモーションや広告表現ででダジャレを使う場合、
中途半端にふざけて中途半端に作っていくと
それはそれは目も当てられない中途半端なモノが出来上がったり
するけど、これは細部までちゃんと考えられてる感じ。

プロモーションサイトを見てみると
やっぱり仕組みも完璧に練られていて、
ルドン展に来たうどん県の人(ややこしい)向けに
なにやら面白い特典があるみたい。

①うどん県民無料!

香川県民を証明できれば入場無料。
しかも、県民じゃなくても、
「うどん県に行ったよ!」と言って、
指定の観光地に行ったことを証明できる写真を提示すれば
なんと200円引き!!

②コラボ記念オリジナルバッジ進呈

うどん県民の皆さんにはなんとオリジナルバッジが
もらえるらしい!

これがそのピンバッジ。
どうしよう。圧倒的に欲しくないけど、
ちょっとだけうどん県民の方が羨ましい。

 



③うどんKEN-WiFIの利用

会場では「うどん県民にしか分からないPASSのFree-WiFi」が
用意されている。
ちなみに、パスワードは
「讃岐弁の赤ちゃん言葉で「うどん」は何と呼ぶ?」という問いの
答えがそれにあたるらしい。。

④うどん県からの来場者には、うどんorボールペンのプレゼント!

キーボードを打っていて思わずクスッとしてしまったけど、
うどん県民にうどんをプレゼントって、、

「香川県は本気だな」

という意気込みすら感じる。うどん県民がいよいよ羨ましい。
これでどれだけのうどん県民を集客出来たかわからないけど、
話題になればなるほど、
沢山の人に来てほしいルドン展側も嬉しいはず。

 

プロモーションのゴールは香川に足を運んでもらうこと。

うどん県、ルドン展、「似てるし!!」
って、ブレストとかで盛り上がったんだろうな。

でもルドンの生まれたフランスには「ウドン城」という古い城があるらしく、
2014年から開催している、うどん県の催しにウドン城の人たちも
毎年参加しているようで、その縁で交流が始まったとのこと。

もちろんこういったプロモーションにはキチンとした
狙いがあって、今回でいえば、

うどんだけじゃない香川県に足を運んでもらう事。

つまり観光客の誘致が目的です。

3年に一度「瀬戸内国際芸術祭」も開催したりと、
アートにも力をいれている香川県と来場するアート好きを共鳴させて、
相互送客を実現させるのがこの企画のゴールです。

ちなみに、香川県内ではポスター掲出や県の公式サイトで
このキャンペーンの告知を行ったみたいです。

どれだけの相互送客があったかは分かりませんが、
香川県とルドン展側の遊びゴコロが素晴らしいですし、
観光誘致という難しいミッションをクリアするには、
このくらいのインパクトがあるやり方ではないとダメなんだと思います。

それにしても、どのくらいの効果があったのかな?

難しいミッションをユーモアと徹底して練り込まれた
アイデアで解決していく。

今後もうどん県のプロモーションから目が離せません。

っていう私はもう既に
うどん県のプロモーション戦略にすっかりハマってるのだと思います。

ルドン展とのコラボは残念ながら期間限定ですが、
うどん県のプロモーションが気になった方はいちど県の特設サイト
訪れてみてはいかがでしょうか?

きっと面白いプロモーションがおこなわれているはずです。

では!



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です