仕事柄、いろんなデザインに興味がありますが、
前々から、「なんて素晴らしいパッケージデザインなんだ」と思ってました。
そう、明治から発売されているザ・チョコレートのことです。
※ブランドサイトより
みなさん今度チョコレート売り場を見てみてください。
茶色にゴールド、もしくはチョコ写真を全面に押し出した「いかにもチョコです」感のある商品群の中で、この商品は明らかに異彩を放っているはずですから。
セレクトショップに置いてあっても決して違和感のない洗練されたデザインです。
とまぁ、あまりのデザインの素晴らしさに、ちょっと前置きが長くなりましたが、、
発売開始から売れに売れまくっているこの商品、今度は6種類の味が一度に楽しめる「食べ比べセット」が発売となりました。
上品でワクワクするパッケージングに僕はヤラレました。
これ、見てください。
なんですかこのシャレ具合。
もう、好きすぎる。ツボすぎる。
オッさんのくせに、こういうデザイン見るとちょっとテンションあがるんです。。
他のシリーズ同様にクラフト紙を使っていますが、6種類のパターンがデザインされていますね。
裏面上部にはこんな説明が。
あなたの「おいしい!」を見つけよう。と。
8種類のチョコが各1つずつ入っていて、
その中からお気に入りを見つけることができるようです。
側面のシールを剥がして早速開けてみます。
開けた時、ちょっと感動しちゃいました。。
この明治ザ・チョコレートという商品、実はリニューアルなんですが、
リニューアルのテーマは「物質的価値×情緒的価値」だそうです。
ちょっと難しい言葉ですね。
簡単に言うと、「味とデザインの一体感」ってコトでしょうか。
とにかく美しいパッケージングです。
絵の具のパレットように、小包装されたチョコレートが整然と並んでいます。そして、それぞれのチョコには、このような説明とチャートがついてるんですね。
文字のレイアウトも上品だし。作り込みが超丁寧!
チャートをつけてそれぞれの違いをパッと見でわかるようにしているあたり、
ワクワク感をさらに煽ります。
パッケージに負けてない6種の味の上品さと楽しさ!
家族4人で6種類すべて食べ比べました。
まず、率直な感想として、
食べ比べって、超楽しい♡
みなさん、是非誰かと一緒に食べ比べてください。
ああでもない、こうでもないとそれぞれが批評家のようにテンションMAXでチョコを語る様子は本当に面白いですから。3歳の娘までアツく語ってましたww
中身は一枚ずつ梱包されています。(開け方汚いですね。。)
チョコの形状はそれぞれ微妙に違います。
ちなみに公式サイトによると、食べ比べるにも何やら作法があるようで、、
1.リラックスする
2.色・ツヤを愉しむ
3.香りを愉しむ
4.音を愉しむ
5.舌の上で愉しむ
6.香りを吸い込む
らしいです。その通りに出来たかどうかは微妙ですが、言うまでもなくすべて美味しいです。チャートと説明文見ながら食べると、微妙な苦味やコクの違いもちゃんと感じられます。
ちなみに、私と妻はオレンジ(右上)の「エレガントビター」。二人の娘は意外にも紺色の一番苦味のある「コンフォートビター」(左上)がお気に入りのようでした。
それにしても、たった6枚のチョコでこの高揚感と幸福感を得られるなんて。
これで198円なら高くない。
専用アプリまであるし。
パッケージで紹介してい「チョコノート」というアプリを使えば、
世界中の色々なチョコの記録、カカオの含有率や産地が保存できるみたいです。
自分だけのチョコの記録帳って感じですね。
自社製品だけじゃなくて、チョコレート業界全体を盛り上げるような施策。
明治製菓さんの姿勢にとても好感持てます。
ちょっとだけ話し逸れます。
この明治ザ・チョコレートという商品、社内プレゼンでは酷評だったらしいです。
「中身がわからないこんなパッケージデザインで売れるはずないだろ」と。
それでもしっかりと消費者調査を行なっていた担当者は
「あなたの世代がターゲットではない」
とキッパリ反論して販売に踏み切ったという経緯があるみたいですね。
これまで世の中になかったものをゼロから生み出すってことは、何かと物議を醸したりするけど、そのくらい「ザワつく」商品やサービスじゃないと大ヒットには繋がらないんでしょうね。担当の方の熱意と信念がすごい。
まとめ
ハッキリって、期待していた以上でした。
味はもちろん、「食べ比べる」ということの醍醐味がこのパッケージに凝縮されています。
チョコ好きはもちろん、ちょっとした手土産やプレゼント(特に女子!)にあげたい商品です。普通のチョコより少し高いですが、美味しくて楽しい時間が過ごせると思いますよー。
きっとロングセラーになると思うので、店頭で見かけた方は是非買ってみてください。
では!
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